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酵素工学研究会第94回講演会で発表します

  • shinyoshida
  • 11月6日
  • 読了時間: 2分

2025年11月21日(金)に東京科学大学ディジタル多目的ホールにて開催されます「酵素工学研究会第94回講演会」にて、ポスター発表を行います。

HOME / 酵素工学研究会第94回講演会


タイトル:双性イオンポリマーハイドロゲルを用いた酵素熱安定性の向上

発表者:〇山下聡、高井まどか、吉田伸

発表内容:我々が開発した双性イオンポリマーは、生体適合性と高い安定化効果を併せ持つ新しいハイドロゲル材料であり、様々な用途での活用が期待されている。本発表では、PMSを酵素と単に混合するだけで化学結合を伴わずに耐熱性が大幅に向上し、多糖やPEGなど従来の安定化剤を上回る性能を発揮することを報告する。特にβ-ガラクトシダーゼでの検証では、酵素活性を維持したまま高温環境下での失活を抑制できることが確認された。これらの結果は、PMSが酵素の機能を長時間安定に保つ効率的な添加剤として有効であることを示しており、食品・医薬・バイオ製造など幅広い分野への応用が期待される。


タイトル:双性イオンポリマーハイドロゲルナノ粒子への酵素の固定化とその応用

発表者:〇伊藤真樹、福井優也、吉田 伸、高井まどか

発表内容:我々の双性イオン基を含むポリマーは、水を加えることにより自発的にハイドロゲルを形成し、すぐれた生体適合性により様々な分野で注目を集めている。このハイドロゲルポリマーに酵素を結合させることにより、耐熱性やタンパク質分解酵素への耐性が向上した。また酵素単独では繰返し使用は困難であるが、ハイドロゲル-酵素結合体を無機粒子に担持させることにより繰返し使用が可能となった。そして、酵素の吸着、酵素のみの化学結合といった従来の担持法と比べて活性維持性能がはるかに向上した。




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