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2025年7月22日(火)23日(水)に産業技術総合研究所 臨海副都心センターにて開催されます「第54回医用高分子シンポジウム」にて、研究発表を行います。


タイトル:電荷を有する双性イオンポリマーナノゲルの創製と生体分子の機能化

7月23日(水)9時20分~9時40分

発表者:〇山下 聡、吉田 伸、高井 まどか

発表内容:生体適合性がある双性イオン基を含むポリマーは、生体試料の保存、生体埋込デバイス・新規治療等を目的として、酵素活性を安定化させたり、バイオ燃料電池としての利用が期待できるハイドロゲルを与える。本発表では、生体分子に新たな機能を与える双性イオンポリマーナノゲルに関して紹介する。我々が新規開発したポリマーハイドロゲルによって、酵素やタンパク質の安定化に成功した例や、生体分子のさらなる機能化に向けた新規材料開発について述べる。


タイトル:双性イオンポリマーハイドロゲルと酵素の安定化~医薬品の製造を目指して

発表者:〇伊藤真樹、福井優也、山下 聡、松尾陽一、吉田 伸、高井まどか

発表内容:生体適合性がある双性イオン基を含むポリマーは、生体試料の保存、生体埋込デバイス・新規治療等を目的として、酵素活性を安定化させたり、バイオ燃料電池としての利用が期待できるハイドロゲルを与える。ここではその重合反応条件とナノハイドロゲルの生成挙動について検討し、酵素の安定化についても触れる。また血液凝固防止などの生体適合性をもったポリマーゲルをコーティングした基材は、塗工されていない場合に比べてタンパク質の吸着が少なくなり、基材との相互作用を持たせることにより流水下での塗膜の安定性が良好であった。


タイトル:双性イオンポリマーナノゲル・酵素ハイブリッド材料の開発と酵素活性

発表者:○福井 優也・伊藤 真樹・吉田 伸・高井 まどか

発表内容:酵素やタンパク質などの生体分子を生体適合性ハイドロゲルで保護することで長期安定化・アンチファウリング化などを実現する技術の開発に取り組んでいる。本研究では、双性イオンポリマーに酵素を固定化したナノゲルを用いて、固定化による安定性向上を評価した。アルカリホスファターゼ(ALP)酵素を用いた試験では、ナノゲル固定化ALPのALP自体の酵素活性維持率は比較的高い値を示し、ALP単体と比較して37℃条件下での酵素の安定性と分解酵素に対する耐性が向上した。また、ナノゲル単体の細胞内取り込みはモノマー比に依存し、取り込まれたナノゲルは速やかに細胞外へ排出された。最後に、5 mg/mLまでのナノゲル固定化ALPの細胞毒性試験ではIC₅₀に相当する細胞毒性は確認されなかった。本研究のナノゲルは固定化された酵素の安定性を向上させ、体内での毒性も低い可能性があるため、将来的に酵素補充療法における投与量や投与頻度の低減への応用が期待できる。




2024年10月28日~29日(火)に、仙台国際センターで行われます「日本バイオマテリアル学会シンポジウム」にて、学会発表します。


【発表①】

双性イオンポリマーハイドロゲルは未来を切り拓く~ポリマー合成を中心に~


【発表者】

〇伊藤真樹、松尾陽一、吉田 伸、高井まどか


【発表内容】

生体適合性がある双性イオン基を含むポリマーは、生体試料の保存、生体埋込デバイス・新規治療等を目的として、酵素活性を安定化させたり、バイオ燃料電池としての利用が期待できるハイドロゲルを与える。ここではその重合反応条件と、ゲル生成挙動について検討した。また血液凝固防止などの生体適合性をもったポリマーゲルをコーティングした基材は、塗工されていない場合に比べてタンパク質の吸着が少なくなり、基材との相互作用を持たせることにより流水下での塗膜の安定性が良好であった。




【発表②】

双性イオンポリマーを用いたハイドロゲルによる酵素の安定性の向上


【発表者】

 ◯山下 聡, 伊藤 真樹, Xuejin Huang, 吉田 伸, 高井 まどか


【発表内容】

Gel Coat Biomaterials 社では、バイオものづくり、生体試料の保存、生体埋込デバイス・新規治療といった分野で双性イオンポリマーを用いたハイドロゲルを使用した材料を軸とした技術の事業化を目指している。 本講演では、我々の持つ双性イオンポリマーを用いたハイドロゲルが持つ、酵素の安定化や活性維持、耐熱性向上に関する効果に関して紹介する。これまでに我々は酵素をハイドロゲル内に固定化することで、有機溶媒耐性や耐熱性が向上することを報告している。本講演ではこれら酵素の安定性向上やその原理について紹介する。また、我々の持つ双性イオンポリマーを用いることで、安定性や活性維持の問題から活用できなかった酵素を活用する可能性を与え、酵素補充療法やバイオモノづくりなど幅広い分野において有用な素材を与えることができる。


学会の詳細はこちら

2024年10月9日~11日にパシフィコ横浜で開催されました「JHVSジャパン・ヘルスケアベンチャーサミット 2024」にてブース出展しました。


我々が今回出展したJHVS(ジャパンヘルスケアベンチャーサミット)は、医療系ベンチャーがブースの出展やプレゼンテーション等を行うことにより、大手企業、金融機関、研究機関等のキーパーソンとのマッチングやネットワーキングを促進するサミットとなります。

また、世界で最も歴史のあるバイオテクノロジー展「BioJapan」(1986年~)、iPS細胞を始めとする再生医療分野の研究開発の加速・産業化を目指す「再生医療JAPAN」、そしてデジタルテクノロジー×ライフサイエンス融合による新たな価値提供にフォーカスをあてる「healthTECH JAPAN」との同時開催となり、産・学・官のパートナリングは国内だけに留まらず、海外からも多くの企業・スタートアップ・アカデミア・研究機関が参加するアジア最大級のバイオイベントとなります。


今回弊社は、「なぜゲルコートが求められているか」について

・酵素法による医薬品合成プロセス

・バイオ医薬品

・化学品分解/化学合成

・難治性疾患向けバイオ燃料電池を利用した新規治療技術 を発表しました。


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また、9日には弊社代表の吉田伸によるピッチ発表も行われました。

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今回の出展では、たくさんの方々がご興味をもって足を運んで下さり、弊社事業についてご説明をさせていただくことができました。

今後も研究型スタートアップとして、企業コンサル・技術紹介によるアライアンスを促進します。

パートナーのニーズ・ターゲットに応じた実証研究を行い、研究結果・ソリューション、試作品を提供予定です。


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